おしゃれで居心地がいいウッドデッキは、屋外に設置されているため想像以上に劣化します。見た目はまだまだ使えそうでも、木の内部がスカスカで危険な場合もあるので、寿命が来たら思い切って撤去してしまいましょう。
では、ウッドデッキを撤去するときの費用や撤去方法を紹介していきます。撤去後のリフォームアイデアも紹介するので、より過ごしやすい家を作るための参考にしてください!
ウッドデッキ撤去費用の相場
まずは、ウッドデッキ撤去費用の相場を見ていきましょう。出来るだけ安く済ませるために、自分で解体しようか迷っている人もいるのではないでしょうか。
では、自分で解体する場合の費用と業者に解体を依頼するときの費用を紹介します。それぞれの費用を比較し、自分にとってコスパがいい方法を選択してみてください。
自分で解体する場合の費用
ウッドデッキを自分で解体する場合、まず工具などを揃える費用として10,000円前後かかります。木を切るための電動のこぎりや、釘を抜くためのバールなどが必要です。
無事解体できたら、廃材の処分費用が発生します。ウッドデッキの大きさにもよりますが、2,000円~20,000円くらいです。木材の状態が良ければ、買取してもらえる場合もあります。
工具の所持状況やウッドデッキの大きさにもよるので費用は出しづらいですが、自分でウッドデッキを解体するなら8,000円~30,000円程度で撤去できるでしょう。
業者に解体を依頼する場合の費用
業者にウッドデッキ解体から処分まで依頼する場合は、20,000円~150,000円くらいです。ウッドデッキの大きさや、基礎の状況で金額が変動します。
ウッドデッキ解体は、職人なら1人でも1日あれば終わってしまいます。2人で来れば2~3時間もあればキレイになるので、時間や労力を考えると業者に依頼したほうがお得かもしれません。
また、知り合いの大工さんやシルバー人材に依頼すれば、もっと安くなる可能性があります。まずは複数社に見積もりを出してもらい、料金やサービス内容を比較しながら検討しましょう。
ウッドデッキを撤去する方法
ウッドデッキは自分で解体すれば、撤去費用が安く抑えられます。では、ウッドデッキを自分で撤去する方法を見ていきましょう。
また、ウッドデッキ解体は簡単な工事なので、業者に依頼しても比較的安く撤去できます。業者にウッドデッキを依頼する際の注意点も紹介していくので、業者を選ぶ際の参考にしてみてください。
自分でウッドデッキを撤去する方法
ウッドデッキを解体するときの手順は、以下の通りです。
- ラティスや板塀を剥がす
- 床板を剥がす
- 骨組みを解体する
- 束石・床束を取り除く
上記の手順で解体していけば、意外と簡単に撤去できるでしょう。電動のこぎりや電動ドライバー、バールがあれば楽に解体できます。
全て解体し終えたら、自治体のルールに従って廃材を処分してください。木材は燃えるゴミや粗大ごみで処分できることが多く、釘やネジは燃えないゴミで処分できます。
基礎のセメントやレンガは自治体の回収対象に含まれない可能性が高いので、専門業者へ依頼しましょう。ゴミの分別や出し方は自治体によって大きく異なるため、分からない場合は役所に連絡をして確認すると安心です。
業者にウッドデッキ撤去を依頼するときの注意点
ウッドデッキ撤去を業者に依頼するとき、チェックしたいのが「産業廃棄物収集運搬業および処分業の許可」の有無。この許可と自社の処分場を持っている業者だと、解体費用が安く済む可能性が高いです。
工務店や便利屋さんでもウッドデッキの解体をしてくれる場合がありますが、専門業ではないので、処分する中間マージンが上乗せされます。複数社から見積もりを取って、費用や対応を比較してから選ぶと良いでしょう。
また、悪質な解体業者も存在するので注意が必要です。あまりにも安すぎる見積もりを出してくる業者は、廃材を不法投棄する場合があり、不法投棄が見つかればせぬ施主も罰せられる可能性があります。
ウッドデッキ撤去後のリフォームアイデア
ウッドデッキを撤去したら、新たなライフスタイルに合わせて素敵にリフォームしましょう!車が増えたときのために整備したり、老後も過ごしやすいように段差をなくしたり……リフォーム方法はさまざま。
では、ウッドデッキ撤去後のリフォームアイデアを紹介します!
人工芝を敷く
子供や孫、ペットが庭で遊ぶ機会があるなら、人工芝を敷き詰めるのがおすすめ。丈夫で管理が楽ですし、自分でも簡単に敷き詰められます。
人工芝の専門業者に依頼すれば、芝生と同じくらいナチュラルできれいに仕上げてもらえます。排水溝の位置や水はけなども考えながら施工してもらえるので、慣れていない場合は業者に依頼するのが安心です。
1年中青々とした芝生を眺められますし、雑草などの心配もありません。パターゴルフの練習もできるので、庭で過ごす楽しみが広がります。
芝生の貼り方に関する記事はこちら
玉砂利や飛び石で和風にDIY
玉砂利や飛び石を使って和風庭園を造ると、マイホームが格式高い雰囲気に変わります。格式高く、落ち着いた雰囲気に変えたい人におすすめのリフォームアイデアです。
ホームセンターなどで購入できるので、DIYで手軽にリフォームできます。雑草が生えないように防草シートを敷くと、管理が楽です。
石は色を変えるだけでも雰囲気が変わるので、外壁の色を考えながら選びましょう。専門の業者に頼めば、旅館のようなクオリティの庭園にリフォームすることもできます。
コンクリートを流して手入れを楽にする
ウッドデッキを撤去して、庭の全面にコンクリートを打ってしまえば、庭の管理が楽になります。雑草の心配がなくなりますし、掃除も楽。段差を作らなければ、子供や高齢者がつまずく心配もありません。
コンクリートを敷くと無機質になると思われがちですが、敷石を組み合わせて作ればおしゃれに仕上がります。見た目がスタイリッシュになり、駐車場としても使えるので、コンクリートの庭はとても便利です。
コンクリート庭に関する記事はこちら
タイル張りのテラスガーデンを作る
コンクリートを打つのは大変ですが、庭タイルを使えば簡単にすっきりとした庭が作れます。自分でも簡単に敷き詰められますし、雑草対策にもなって便利です。
タイルはデザイン豊富なので、思い通りの庭に仕上げられます。イスやテーブルを置いて、テラス風の庭にすれば屋外での楽しみが広がりそうです。
庭タイルを使って庭DIYをする場合は、排水に注意しながら行いましょう。業者に頼めば、人工芝と庭タイルを組み合わせてデザインしてくれたり、クオリティが高く仕上がります。
サンルームを増築
ウッドテラス撤去後のリフォームで人気なのが、サンルームです。適度な日光が感じられるサンルームは、くつろぎ空間や洗濯物干し場などに活用でき、子供やペットも喜びます。
ガーデニングや家庭菜園をしている人にも、虫や鳥の心配がないのでおすすめです。適度なひだまりが作れるので、キャットタワーやキャットウォークを設置すれば猫が喜びます。安全な室内で飼えるので、愛犬家にもぴったりです。
子どもや孫の遊び場としても大活躍します。費用は400,000円~2,000,000円くらいかかりますが、使い勝手が良いので増設する価値はあるでしょう。
ウッドデッキ撤去リフォームまとめ
ウッドデッキは自分で簡単に撤去できる場合が多く、業者に頼んでもそれほど費用はかかりません。劣化したウッドデッキは早めに撤去して、素敵にリフォームしましょう!
子どもが小さいうちは良く使っていたウッドデッキでも、成長につれて使わなくなっているのではないでしょうか。ライフスタイルに合わせてリフォームすれば、マイホームがさらに過ごしやすくなります。
低予算でできるDIYから本格的なリフォームまで、さまざまな選択肢があります。当記事を参考にして、理想的な庭づくりを楽しんでくださいね。