初めてインターロッキングブロックという名前を聞いた方にとっては、一体どんなものなのか想像できないかもしれませんが、意外にもさまざまなところで用いられています。この記事では、ほとんどの人が見ているインターロッキングブロックの基本情報やメリット・デメリットなどについて紹介します。
インターロッキングブロックって一体何?
インターロッキングブロックとは、お互いが噛み合うようにブロックを設置し、レンガのように組み合わせる舗装方法のこと。ブロックの形状はさまざまで、長方形や正方形、六角形などがあります。
インターロッキングブロックの歴史
インターロッキングブロックは、1950年代の西ドイツで生まれました。以前は自然石を用いて道路を舗装していましたが、その代わりとしてインターロッキングブロックが登場。日本では1970年代ごろから製造が始まり、1980年代にはインターロッキングブロック技術研究会が設立されました。
どんなところで用いられているの?
インターロッキングブロックは石畳舗装に代わる方法として登場したこともあり、もともとは車道向けでした。ただ、現在では公園やショッピングモールなど広く用いられるようになり、一軒家の庭や玄関先にも使われています。
幅広いところで用いられているからこそ、一度はインターロッキングブロックを見たことあるはずです。
インターロッキングブロックのメリット・デメリット
庭の舗装にも使えるインターロッキングブロックですが、メリットとデメリットがあります。
メリット①透水性が高い
インターロッキングブロックは雨水が染み込みやすく、都市型水害や地盤沈下などの問題を緩和する効果があります。そのため、水はけを良くしたい時にもぴったりです。
メリット②おしゃれ
さまざまな形やカラーがあることから、おしゃれな庭にしたいときにもおすすめ。レンガのように舗装していくこともあり、洋風な庭を実現できるでしょう。
また、庭ではなく玄関先に用いることで、おしゃれなアプローチに。透水性が高いことから、雨の日でも快適に家の中へ入れます
デメリット①目地から雑草が生えてしまう
インターロッキングブロックの隙間から雑草が生えてしまうことがあり、定期的なメンテナンスが必要です。もし放置していれば、見栄えの悪い庭になってしまうでしょう。
「防草シートを使えば雑草を防げるのでは?」と思うかもしれませんが、それでも隙間に詰まった土から雑草が生えてきてしまいます。対策としては、防草機能を持つ目地砂を使うことが挙げられます。
デメリット②施工費用が高い
手作業でブロックを設置しなければならないこともあり、砂利やアスファルトといった他の舗装方法と比べて費用がかかります。そのため、あまり予算を用意していない方には向いていません。
細かな費用は業者ごとで異なりますが、1平方メートルあたり7,000〜9,000円かかります。ここで他の塗装方法をいくつかピックアップして比較してみましょう。
舗装方法 | 1平方メートルあたりの費用 |
---|---|
インターロッキングブロック | 7,000〜9,000円 |
砂利 | 2,000〜3,000円 |
アスファルト | 3,000〜5,000円 |
人工芝 | 6,000〜10,000円 |
それぞれ料金が変動しますが、上記で述べたように砂利やアスファルトと比べると高いです。もしインターロッキングブロックによる舗装を検討しているのであれば、業者と話し合いながら決めてみましょう。
なお、他の舗装方法に関して興味がある方は、以下のリンク先をチェックしてみてください。
インターロッキングブロックの入手方法
インターロッキングブロックによる舗装は、業者に依頼しなければできないわけではありません。DIYで舗装することもできます。ただ、どのようにしてブロックを入手すればいいのでしょうか。
Amazonや楽天市場などのネットショップ
近くにホームセンターが無い方や車を持っていない方は、Amazonや楽天市場などのネットショップが良いでしょう。ネットであれば、ホームセンターが周囲に無い方でも入手できます。
また、大量のブロックは重たいため、車がないと運ぶのが大変です。ネットであれば、自宅まで重たいブロックを届けてきてくれることもあり、運ぶ際の苦労がいりません。
カインズやコメリなどのホームセンター
直接実物を見たい方や少しだけ欲しい方には、カインズやコメリなどのホームセンターがおすすめ。直接見ることで、実際の色合いやサイズなどを確認できます。
ネットショップの場合は少しだけだと送料が発生してしまう可能性もあるため、ちょっとだけほしい時にもホームセンターが良いでしょう。
インターロッキングブロックの基礎まとめ
今回は、インターロッキングブロックに関する基礎知識を紹介しました。名前自体はそこまで知られていませんが、さまざまなところで使われています。一般の人が使うこともできるため、庭や玄関先などを舗装したい時にも使ってみてはどうでしょうか。
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