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トイレ増設は配管の位置に注意!配管の位置を意識して5万円節約!

トイレに行くのが面倒だったり、家族が多くてトイレが混雑するという悩みがある人は多いのではないでしょうか。そんなときに思いつくことがトイレの増設だと思います。

トイレを増設するときは、今の間取りを変えることになるので慎重に行うべきですが、配管の位置にも注意する必要があります。配管の位置を考えずに増設すると、費用が5万円以上高くなることもあるのです。

今回はトイレの増設時に配管の位置に気を付ける理由や、トイレの増設時の費用などをご紹介していきます。トイレの増設を考えている人や、配管の位置に気を付けたほうが良いと聞いた人はぜひご覧ください。

トイレの増設時は配管の位置に要注意!

今あるトイレだけでは不便なときに、トイレの増設を考える人は多いです。トイレの増設は空いている部屋をトイレにすることが多いですが、ただ空いている部屋をトイレにすると増設費用が高額になってしまう可能性があります。

トイレの増設費用を少しでも抑えるためにも、配管の位置に注意することは大切です。まずは配管の位置が大切な理由から見ていきましょう。

トイレを増設するときに配管工事が必要

トイレを増設するときには、必ず配管工事が必要になります。いきなり空いた部屋にトイレを設置しても水が流れないので、トイレを設置する前に配管工事を行います。

既存の配管につなぐ必要があるため、簡単につなげるかどうかでもトイレの増設費用は変わってきます。

配管の距離が遠いと費用が高額になる

配管の距離が遠い場合や、配管の曲がる回数が多い場合は費用が高くなってしまいます。既存のトイレが1階にあって、 2階や3階にトイレを増設する場合は、配管距離が長くなってしまうので費用は高くなりがちです。

また2階や3階にトイレを増設する場合は水圧が弱くなってしまうこともあり、タンクレストイレは設置できない可能性があります。2階以上にトイレを増設する場合は費用が高くなりがちなこと、設置できるトイレの種類が限られる可能性があることを覚えておきましょう。

寝室近くに通すときは対策必須

増設するトイレの位置を使いやすさだけで選んでしまうと、設置したトイレの音や臭いが気になる可能性があります。例えば1階に寝室があって、2階にトイレを増設した場合、トイレの水を流す音が気になってしまうこともあるのです。

寝室の近くにトイレを増設する場合は、配管に吸音材を巻いたり、寝室の天井や壁に遮音パネルを貼るなど、トイレの音が気にならないリフォームも合わせて行いましょう。

また、トイレを増設する場合は臭いの原因にもなるのでキッチンのすぐ近くなどを選ばないようにしましょう。区切られたスペースに増設することでストレスを減らせるので、音や臭いには注意して設置場所を決めてください。

トイレを増設するときのポイント

トイレを増設するときは、既存のトイレと上下関係になる位置が最もおすすめです。既存のトイレと上下関係になることで、配管をまとめやすくなり工事費用を抑えられます。

ですが、建物の構造や間取りによってはトイレを上下関係にまとめられないこともあるでしょう。上下関係にまとめられない場合は1階のトイレに近い、下記のスペースをトイレにすると良いです。

  • 物置
  • 階段横のスペース
  • 増改築した空き部屋

基本的には1階のトイレとできるだけ上下関係になる「物置」「階段横のスペース」などのデッドスペースを活用すると費用が抑えられます。デッドスペースがない場合は、増築してできたスペースを利用していきましょう。

トイレを増設するときの費用

ここからはトイレを増設するときの費用を説明していきます。トイレの増設時にはトイレのグレード、配管工事のしやすさ、増築工事の必要性などで費用は変わってくるので確認してください。

増築しないときの費用

既存の物置や階段横のスペースなどのデッドスペースを活用する場合の費用は下記になります。

トイレのグレード 費用
スタンダード50万~70万
ハイグレード60万~80万

トイレのグレードや配管工事によって費用は多少変わってきます。スタンダードグレードのトイレの場合は50~70万円程度で増設が可能です。トイレのグレードを上げると60万~80万円程度の費用になります。

ただし、配管の位置によっても費用は変わってきてしまうので、余裕を持って予算は100万円程度だと考えておいた方が良いでしょう。

増築するときの費用

トイレのグレード 費用
スタンダード80万~150万
ハイグレード90万~200万

デッドスペースがなく、新たに増築をしてトイレを設置する場合は、1畳程度の広さでスタンダードグレードのトイレでも80万~150万円程度の費用がかかります。ハイグレードのトイレだと90万~200万円程度かかることもあります。

実際にかかる費用は間取りや床面積、配管の位置によっても変わってきますが、200万円は予算として考えておくと安心です。

トイレを増設するときに既存のトイレのリフォームもおすすめ

トイレを増設するときは既存のトイレのリフォームを併せて行うこともおすすめです。増設したトイレは新品なのでキレイですし、間取りも考えて設置した場合は増設したトイレのほうが居心地が良い可能性もあります。

既存のトイレをリフォームできる予算がある場合は、リフォームがおすすめですが、予算がギリギリになってしまったという場合は低予算でできるリフォームをおすすめします。

トイレの色調を変える

最近はトイレにもデザイン性が重視されることが多く、色調を変えるだけでも雰囲気や居心地は変わってきます。ゆっくりした雰囲気にしたいときはベージュ、温かさや居心地を求める場合は茶色などを取り入れてみましょう。

照明を変える

既存のトイレが狭いと感じる場合や居心地が悪いと感じる場合は、照明を替えてみましょう。照明器具を空間内に光が広がるタイプのものに変更するだけでも、トイレは広く感じます。

ただし壁面に取り付けるブラケットライトを付けると圧迫感が強まってしまうので注意してください。また、ユニットバスの場合は湿気の影響も受けやすいので防湿性の高い照明を選びましょう。

ペーパーホルダーの位置を変える

トイレに座った状態でペーパーホルダーに手が届かない、届きにくいという場合はペーパーホルダーの位置を見直しましょう。ペーパーホルダーの位置を見直すときに、ペーパーホルダーの上にスマホや小物を置くスペースがあるものを選ぶと、トイレの居心地は良くなります。

ペーパーホルダーの位置を見直して、ペーパーホルダーの種類を変更するだけでもトイレの使い勝手や使い心地は改善されるので試してみてください。

出入りがスムーズになるようにドアを見直す

既存のトイレが狭いと感じる場合は、トイレのドアを外開きにすることをおすすめします。内開きの場合は内側に必要なスペースが多く、出入りが不便になってしまうのです。

反対にトイレから出るときに家族にぶつかることが多い場合や、廊下が狭くてトイレから出にくいという場合はトイレのドアを内開きに変更しても良いでしょう。

間取りによって内開きが良いか外開きが良いか変わってくるので、家族やリフォーム業者と相談しながらドアを見直してください。ドアの開閉がスムーズになるだけでもトイレの使い心地が良くなります。

トイレ増設時は配管の位置を良く確認しよう

今回はトイレ増設時に配管の位置を確認しておく重要性を説明してきました。配管の距離が遠い場合や、配管の曲がる回数が多い場合は工事費用が高くなってしまうので、できるだけ配管の近くにトイレを増設しましょう。

2階や3階にトイレを増設する場合は、1階のトイレと上下関係になると配管の工事費用は抑えられるのでおすすめです。上下関係にできない場合は、費用を抑えるためにもデッドスペースを活用してトイレを増設してください。

また、トイレの増設時には既存のトイレを簡単にリフォームすると、より満足感が上がるのでおすすめです。