洗面所は毎日必ず利用する場所なので、今よりおしゃれにしたいと思う人も多いでしょう。今回は洗面所をリノベーションするときに知っておいて欲しい7個のポイントと、洗面所のリノベーションに必要な費用を説明していきます。
今よりおしゃれな洗面所にリノベーションしたい人や、今より機能性に優れた洗面所にリノベーションしたいと考えている人はぜひ参考にしてください。
リノベーションで選べる洗面所の種類
まずは洗面所の種類を知っていきましょう。洗面所の種類を知っておくことで、リノベーション後のイメージもつきやすいですし、リノベーションに必要な費用も把握できます。
ユニット洗面所
ユニット洗面所は、洗面ボウル・水栓金具・鏡・収納キャビネット・照明などが一式になっています。賃貸マンションなどの設置されていることが多く、サイズの種類も幅広い洗面所です。
システム洗面所
システム洗面所はユニット洗面所に比べて、カスタマイズ性に優れています。基本のセットに加えて、収納キャビネットやメイク・スキンケア用ドレッサーなどを好みに合わせて組み合わせられます。
システムキッチンと同じように、空間に合わせて使いやすいデザインを選べるため、人気が高い洗面所です。
カウンター洗面所
カウンター洗面所は、壁にカウンターを取り付けて、洗面ボウルや鏡などで構成する洗面所です。キャビネットを設置せずに、洗面所の下を利用できるオープンタイプの洗面所が人気になっています。
カウンターは、タイル張り・木材・洗面ボウルとの一体型・人工大理石など、様々な種類が用意されているため、好みに合わせて選ぶことが可能です。
造作洗面所
造作の洗面所は、リノベーション業者などに依頼して、作成するオリジナルの洗面所です。自分好みの使いやすい洗面所をデザインできますが、その分費用は高くなってしまいます。
ですが、すべてをオリジナルにせずに、メーカーの洗面台に好みの鏡や照明などを組み合わせることで費用が抑えられることもあります。
洗面所をリノベーションするときの費用相場
ここからは洗面所をリノベーションするときに発生する費用相場を解説していきます。
本体価格の費用相場
洗面所 | 費用相場 |
---|---|
W600サイズ | 3万~3万5千円 |
W750サイズ | 4万~4万5千円 |
高性能な本体 | 13万~16万円 |
洗面所本体は、1面鏡・収納棚・お湯と水の蛇口1つ・収納キャビネットという最低限の構成でW600サイズなら3万~3万5千円が相場となります。W700サイズになると4万~4万5千円と、サイズが大きくなる毎に費用は高くなります。
また、3面鏡にしたり、収納棚に扉を付けるなど、性能を良くするほど費用は高くなっていき、すべて高性能なものを選ぶと13万~16万円程度の費用になります。
洗面所のグレードと、サイズによって洗面所本体の費用はかなり変わってくるため、予算や使い方に合わせて選んでいきましょう。
取付工事費の費用相場
取り付け工事 | 費用相場 |
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既存の洗面所の処分費 | 1万~1万5千円 |
新しい洗面所の取付費 | 2万円 |
合計 | 3万~3万5千円 |
取り付け工事を行うときは、既存の洗面所を撤去する工事や、撤去する費用も発生します。既存の洗面所の撤去費、処分費は1万円~1万5千円程度が相場になっています。
新しい洗面所を取り付ける費用は2万円程度なので、合計で3万円~3万5千円程度で取り付け工事は行なえます。洗面所の本体価格はサイズによって変わりましたが、工事費用はサイズが違っても変わらないため安心してください。
オプションの費用相場
オプション | 費用相場 |
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壁紙の張り替え | 4万~5万円 |
床の張り替え | 4万~5万円 |
トールキャビネット | 6万5千~8万円 |
ウォールキャビネット | 2万5千円~3万円 |
オプションの費用相場は上記になります。壁紙や床は広さによって変わってきますが、4万円~5万円程度で張り替えられることがほとんどです。トールキャビネットは費用が高く、6万5千~8万円程度が必要になります。
ウォールキャビネットであれば2万5千円~3万円程度の費用になるため、安く抑えたい場合はウォールキャビネットを選んだほうが良いです。
洗面所リノベーションを安く抑えるポイント
洗面所のリノベーションは、オプションが少ないほど安く抑えられます。ですが、リノベーションをしてから、壁紙や床の張り替えをする場合は、より費用が発生してしまいます。
なので、洗面所のリノベーションに合わせて、壁紙や床の張り替えを行ったほうが安く抑えられるケースもあります。また、洗面所本体の費用を抑えるためには、メーカーに拘らなかったり、アウトレット品を探してみるのもおすすめです。
予算に合わせて、性能や使い勝手が良い洗面所を提案してくれる業者を選んでおくと、安心できるため業者選びは慎重に行いましょう。
洗面所をおしゃれに使いやすくリノベーションするときのポイント
ここからは、洗面所をおしゃれにリノベーションしたいという人のために、おしゃれな洗面所にするときのポイントを解説していきます。ポイントを抑えておくだけで、使いやすくておしゃれな洗面所になるため見ていきましょう。
洗面所の導線に注意する
洗面所をおしゃれにリノベーションしたい意識が強すぎると、導線を考えなくなってしまいがちですが、導線をしっかりと意識してレイアウトを考えていきましょう。
洗濯機が洗面所の出入り口近くにあったり、通路の幅が十分に取れていないと、洗面所で移動しにくくなったり、ぶつかってしまう危険性があります。洗濯物のカゴを置くスペースや、ドラム式洗濯機のドア開閉スペースまで確保しましょう。
洗面所と洗濯機を置くスペースで迷っている場合は、使う頻度の多い洗面所を手前に置いて、洗濯機を奥側に設置すると使い勝手は良くなります。特に家族が出入りする時間帯に洗濯機を回す場合は、設置場所を考えないと使いにくくなるので注意してください。
朝に混み合うときはダブルボウルを使う
共働きの場合や、子供がいる場合は、朝の身支度をする時間帯が同じになるケースが多いです。ただでさえ忙しい朝の時間帯に身支度に時間を取られる可能性があるため、洗面ボウルが2つある、ダブルボウルの洗面所にリノベーションをおすすめします。
造作洗面所やダブルボウルのシステム洗面所を置くことで、ダブルボウルの洗面所にリノベーションできます。また、家族の人数が多い場合は、カウンターの長さを確保することで、身支度できる人数が増えるため、使い勝手は良くなります。
スペース的にダブルボウルが難しい場合は、鏡やカウンターを壁一面に設置したり、鏡は2面にするなど工夫してみましょう。また、ダブルボウルが難しい場合でも、大きめのボウルにすることで使いやすくなります。
コンセントの数に気を付ける
洗面所は、多くの電化製品を使う場所なので、リノベーションを行うときにはコンセントの数と位置に気を付けてください。
洗面所で使う電化製品は、ドライヤー、ヘアアイロン、電気シェーバー、電動歯ブラシなどですが、季節によっては扇風機を置いたりファンヒーターを使うこともあります。
予め、洗面所で使う予定の電化製品を確認して、使う場所の近くにコンセントを設置できるようにしましょう。また、使う電化製品が増えても対応できるように、2口程度は余裕を持っておくと安心です。
目安として、洗濯機の近くに2口、洗面所の横に2口、洗面台に2口設置すると良いです。また、コンセントは収納の内部に設けると、すっきりと見えるので、参考にしてください。
かごやファブリックスボックスを活用
洗面所には、細かいものを収納するケースが多いので、カゴやファブリックボックスを上手に活用して、まとめて収納するようにしましょう。カゴやファブリックボックスには、統一感のないものを入れてください。
見た目がおしゃれなものを収納する場合は、ワイヤーバスケットを使って見せる収納を意識してください。ただし、ワイヤーバスケットに統一感のないものを入れると、雑に見えてしまうため注意しましょう。
小物類はトレイにまとめよう
洗面所でよく使うものは、洗面台の上に置いてしまいがちですが、形がバラバラだったり、色がバラバラだと雑然としたイメージになってしまいます。なので、トレイを用意して一箇所にまとめて設置するようにしましょう。
トレイも複数設置して、良く使うものを入れるトレイ、あまり使わないものを入れるトレイなど、分けて使うことで使い心地も十分良くなります。かわいいトレイや、クールなトレイなど洗面所のイメージに合わせて選んでいきましょう。
洗剤のラベルと統一すると雰囲気が出る
洗濯は毎日行うものなので、洗剤類は収納するよりも、洗濯機の近くに置いておいた方が使い勝手は良くなります。ですが、ドラッグストアやスーパーで購入した洗剤のパッケージのままだと、見た目は良くありません。
そんなときは、100均などで販売しているシンプルな容器に洗剤を移し替えてみましょう。シンプルな容器にして、ラベルも統一することで、見せる収納にできるため、使い勝手が良いまま見た目もよくなります。
配管スペースは収納グッズと組み合わせる
洗面所の配管スペースは、小さいスペースのことが多くデッドスペースになりがちです。収納グッズを1つ置いただけでは、使い心地が良くなりにくいため、サイズの違う収納やワイヤー棚などを組み合わせてみてください。
デッドスペースに合わせて、突っ張り棒を渡しておいて、スプレータイプの洗剤を収納するスペースにしたり、ドライヤーやコンセントをかける場所としても使えるようになります。
デッドスペースが丸見えになっているより、収納グッズと組み合わせて活用することで、洗面所が広く見えるだけでなく、清潔感も出るため、ぜひ工夫してみましょう。
洗面所のリノベーションは業者選びが大切
先ほども簡単に説明しましたが、予算に合わせて最適な洗面所を選んでくれる業者だと、信頼してリノベーションをお願いできます。なので、安易に業者を選ばずに、同じ予算内でも良いリノベーションを行ってくれる業者を見つける必要があるのです。
複数の業者に依頼することは面倒だと思うので、一括見積りなどを利用して、業者のリノベーション内容を確認してみましょう。洗面所のグレードや工事内容を具体的にして、依頼することで、より詳しく見積もりを比較できます。
ただし、あまりにも安い見積もりが提示された場合は、手抜き工事の可能性もあるため、業者の評判を調べたり、口コミを確認することを忘れないでください。
まとめ
今回は洗面所をリノベーションするときに知っておいて欲しい7個のポイント、洗面所のリノベーションに必要な費用などをまとめてきました。
- 洗面所の導線に注意する
- 朝に混み合うときはダブルボウルを使う
- コンセントの数に気を付ける
- かごやファブリックスボックスを活用
- 小物類はトレイにまとめよう
- 洗剤のラベルと統一すると雰囲気が出る
- 配管スペースは収納グッズと組み合わせる
洗面所をリノベーションするときな上記7個のポイントを知っておくと、デザインが良いだけでなく、使い勝手も良い洗面所になります。
洗面所のリノベーションは、洗面所のグレードや工事内容にもよりますが、6万円~30万円程度で行なえます。予算に合わせて、最適なリノベーションをしてくれる業者を見つけることも大切なので、複数の業者に見積もりを出してもらうことも覚えておいてください。