キッチン

アイランドキッチンのリフォーム費用やメリット4つを解説

アイランドキッチンは、おしゃれで、家族ともコミュニケーションを取りやすいデザインなので、女性に大人気のキッチンです。

ですが、アイランドキッチンの特徴やデメリットを知らないと使いづらいと感じることもあるでしょう。

そこで、今回はアイランドキッチンのリフォーム費用やメリット、デメリットをご紹介していきます。

アイランドキッチンへのリフォームを考えている方や、アイランドキッチンを快適に使うポイントを知りたい方はぜひご覧ください。

アイランドキッチンとは

アイランドキッチンは、シンクなどが壁から離れた場所にあるキッチンのことを言います。
キッチンの両側が通路になっているので動きやすく、リビングなどにいる家族と会話しながら料理ができるため人気があります。

アイランドキッチンのメリット

ここからはアイランドキッチンのメリットを5つご紹介していきます。

開放感がある

アイランドキッチンはキッチン周りの壁がないので、開放感があり広々とした空間を作れます。

また、アイランドキッチンは本体がハイグレードのものが多いので、よりおしゃれでデザイン性の高いキッチンにもできます。

複数人で料理しやすい

アイランドキッチンは両側から出入りができることもあり、複数人で料理をしても効率よく作業ができます。

複数人で料理をしていても動線がぶつかりませんし、立ち位置も確保できるため、ホームパーティーが多い方や、子どもと一緒に料理をする方におすすめです。

コミュニケーションが取りやすい

アイランドキッチンは、キッチン周りの壁がないため、キッチンにいる状態でもリビングを見渡せます。

料理中に会話もしやすくなっていますし、小さなお子さんから目を離したくないときでも、料理ができるため使い勝手に優れています。

スタイリッシュになる

アイランドキッチンは壁が周りにないため、周囲から見られやすいキッチンになります。

きちんと片付けをして収納していれば、スタイリッシュでかっこいいキッチンにできます。

空間設計がしやすい

アイランドキッチンはスペースさえあれば、様々なデザインやレイアウトを楽しめます。

自分のしたいレイアウトにもできますし、家族とのコミュニケーションを優先したり、見た目を優先するなど、様々な空間設計が可能です。

アイランドキッチンのデメリット

アイランドキッチンはメリットが目立ちますが、デメリットもあります。

キッチンは使う機会が多いので、予めデメリットも把握して対策を考えていきましょう。

大きなスペースが必要

アイランドキッチンを設置するためには大きなスペースが必要です。

レイアウトによって変わりますが、6畳以上あると良いとされています。
アイランドキッチンは両側に通路を作る必要があるので、一般的なキッチンよりも必要なスペースが大きいのです。

また、冷蔵庫を買い換えることも考えて、冷蔵庫を運べる通路作りをしておくと良いでしょう。

キッチンが見られやすい

アイランドキッチンはスタイリッシュになるというメリットがありますが、反対に見られやすすぎるというデメリットでもあります。

少しでも片付けをしていないだけでも目立ってしまいますし、収納が雑でも目立ってしまいます。

匂いが広がりやすい

アイランドキッチンはキッチン周りに壁がないため、料理の匂いがリビングまで広がりやすくなっています。

また、匂いだけでなく油はねがリビングに飛散することも多く、対策を考えていないと掃除が大変になってしまいます。

収納スペースが少ない

通常のキッチンは周りに壁があるため、収納スペースも確保しやすいのですが、アイランドキッチンは壁が周りにないので、収納スペースを確保しにくくなります。

収納スペースは基本的にキッチン台の下を使うことになります。
キッチン台の下を上手に使いこなさないと、キッチン周りにモノを置くこととなり、散らかっていると思われてしまうでしょう。

価格が高い

アイランドキッチンへのリフォームは、一般的なキッチンリフォームの2倍程度の価格になることが多いです。

キッチンリフォームですが、リビングやダイニングと合わせてデザインしていくため、照明や内装にもこだわることが多いので高くなりがちです。

アイランドキッチンの収納・油はね・目隠し対策

ここからはアイランドキッチンのデメリットの対策方法をご紹介していきます。

まず、アイランドキッチンの収納については、キッチン本体の収納スペースが大きいものを選ぶと良いでしょう。
見ただけではキッチンの収納スペースは判断できないので、リフォーム会社に収納スペースが大きいキッチンを聞いておきましょう。

油はねはIHコンロを導入したり、ガラスパネルを設置することで対策できます。ただしガラスパネルを掃除する必要があることは覚えておきましょう。

また、料理中の手元が見られたくない場合や、キッチンが丸見えなのは困るという場合は、腰壁を設置することでリビング側からキッチンは見にくくなります。
腰壁だけではなく立ち上がりカウンターにして、バーのような作りにしても良いですね。

アイランドキッチンのリフォーム費用の相場

アイランドキッチンへのリフォーム費用の相場は約150万~200万円程度となります。
また、ハイグレードの機器を選んだ場合や、大規模な工事が必要な場合は300万円以上かかることもあります。

ただし、あくまでも相場なので、実際にリフォーム会社に調査してもらい、どれくらいの費用でリフォームできるのか聞いた方が良いでしょう。

アイランドキッチンのレイアウトと間取りのポイント

アイランドキッチンは大きいスペースが必要なので、予め寸法を把握しておかないと通路が狭くなってしまうことがあります。

コンロ一体型

コンロ一体型は、アイランド部分にシンクやコンロ、作業台があることを言います。
アイランド部分の寸法はメーカーによって異なるため、正確な数値を知りたい場合はメーカーの公式サイトなどを確認しましょう。

コンロ一体型を設置する場合は、人が動けるスペースを取ることが大切です。人が出入りするための通路幅は60cm以上あると良いとされていますが、60cmだと料理を運びにくくなるため80cm程度あると良いでしょう。

また、収納部分が引き出しタイプになっている場合や、複数人で料理することを考えている場合は通路スペースも広く取りましょう。

コンロ分離型

コンロ分離型は、アイランド部分にシンクと作業スペースがあり、背面にコンロがあるものや、アイランド部分にコンロがあり、背面にシンクと作業スペースがあることを言います。

コンロ一体型と比べると、コンロとシンクが分けられているので寸法が小さくなっているケースがほとんどです。コンロ分離型の場合も人が動きやすいスペースの確保が大切です。

LDKが狭い場合

アイランドキッチンは、広いスペースが必要ですがLDKが狭い場合の設置方法をご紹介していきます。

まずコンロのタイプは、一体型よりもコンロ分離型を選びましょう。コンロ分離型の方が狭いスペースでも設置できるため、通路幅を確保しやすいからです。

またキッチン部分だけでなく、リビングやダイニングのソファやテーブルの背を低いものにすることで、圧迫感も減るので広い空間を演出できます。
壁や天井の色を変えられる場合は、明るい色に変更することで空間がより広く見えるのでおすすめです。

おわりに

今回はアイランドキッチンのリフォーム費用やメリット、デメリットについて解説してきました。

アイランドキッチンは広いスペースが必要ですが、おしゃれで開放感のあるキッチンになるため人気が高くなっています。
LDKが狭い場合でも、コンロ分離型を選んだり、ソファやテーブルの背を低いものにすることで対応できることもあります。

人が動きやすいスペースをきちんと確保しておくと、料理がしやすいアイランドキッチンになるので覚えておきましょうね。