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洗面所の壁紙を張り替えたときの費用は?相場と選び方を解説

家の中でもつい掃除を怠りがちな洗面所。たまに掃除するだけでは、壁紙に染みついた汚れが落ちずにどうにもできないことがあるでしょう。

今、この記事をご覧の方も、いっそ洗面所の壁紙を張り替えようと検討しているのではないでしょうか。

そこで今回は洗面所の壁紙を張り替えるための費用を解説します。壁紙を選ぶうえで重要なことも解説するので、参考にしてみてください。

洗面所の壁紙を張り替えるときの費用について

ここでは洗面所の壁紙を張り替える費用について、参考になる情報をお届けします。

洗面所の壁紙を張り替えるときの相場

一般的な住宅で洗面所(約3畳)の壁紙を張り替える場合、およそ1万円~4万円前後が相場です。もちろん、洗面所の形状などによって価格は変化しますが、高くても数万円で収まることがほとんどでしょう。状況によっては清掃より安く済むことがあります。

たとえば、現在の壁紙にしつこい汚れ、広範囲のカビなどがある場合、清掃のためには高価な薬剤や道具が必要となってきます。完全にキレイにするためにはかなりの出費が考えられますね。

自力で汚れを取り除けないときは、思い切って壁紙を張り替えてみましょう。

壁紙の張り替え費用はクロス代と施工面積で決まる

壁紙の張り替え費用を大きく左右するのはクロス代と施工面積です。住宅の壁紙に使われるクロスの素材は主に「ビニール」「布」「紙」の3種類。昨今の洗面所では水濡れに強いビニールクロスを使うことが多いですね。

ただし、同じビニールクロスでも性能や品質によって単価が異なります。当然、高品質=高単価になることがほとんど。つまり、高品質なクロスを広範囲に施工すれば、それだけ張り替え費用は高額になります。

洗面所の壁紙を張り替えるときはクロスの品質と施工範囲をふまえて、折り合いをつけることが大事です。

業者によっては最低売上価格が設定されている

施工を依頼する業者によっては最低売上価格が設定されています。最低売上価格とは、クロス代や施工面機に関わらず決まっている最低限の施工価格です。

たとえば、最低売上価格が1万円に設定されているとします。その場合、どれだけ施工範囲が小さかったとしても、1万円の料金を請求されるのです。

仮に壁紙の一部分だけ張り替えたいとき、最低売上価格のある業者に依頼すると損ということがあります。

部分張り替えの場合は純粋にクロス代と施工範囲で見積もりをしてくれる業者に依頼したほうがいいでしょう。

洗面所の壁紙を選ぶときに重要なこと

洗面所の壁紙は適当に選んでしまうと、機能性やデザインに不満が残ります。ここでは壁紙を選ぶときに重要なことを解説するので、参考にしてみてください。

防水・防カビ仕様の素材を選ぶ

洗面所の壁紙で最も大切なのは防水・防カビ性能です。洗面所は水場ということもあり、常に湿気が滞りやすい場所。防水・防カビ性能で、壁紙の劣化スピードが決まるといっても過言ではないでしょう。

防水性能がよければ、内部に水分が浸透しにくいため、壁全体の寿命が延びます。防カビ性能がよければ、水汚れをふき取る程度の手入れで事足りるメリットがありますね。

壁紙の素材を決める時は防水・防カビ性能からチェックしてみましょう。

壁紙のカビに悩みたくない!という方はこちらの記事

洗面所の壁紙にカビを発見!簡単にできる掃除方法を紹介

表面に凹凸のない素材が理想

洗面所の壁紙は表面に凹凸のない素材が理想です。凹凸があるかないかで汚れの付着具合が変わります。

たとえば、凹凸のある素材ではこまめな手入れをしても、隙間に汚れやカビが溜まっていきやすいです。完全にキレイにするには隙間に届きやすい専用の洗剤が必要なことがあります。衛生環境を保つだけで大きな出費につながりますね。

凹凸のないツルツルした素材なら、ふき掃除だけで手入れが済むことがほとんど。小さな汚れも見つけやすい特徴もあります。

とくにこだわりがなければ、凹凸のない素材を選ぶといいでしょう。

明るい色の壁紙で清潔な印象に

洗面所の壁紙にデザイン性を求めている人は明るい色の素材がおすすめです。

洗面所は住宅のなかでも日当たりが少ない場所。そのため、暗い色だと掃除を欠かしていなくても、不潔な印象になりやすいです。

基本は白系の色を選ぶといいでしょう。白系の色は清楚なイメージを抱きやすく、日当たりがなくても明るい雰囲気になります。洗面所はお客さんが利用することもあるので、無難な色という意味もありますね。

もちろん色には好みがあるので、白をベースに柄などで個性を出すことをおすすめします。

大きな柄の壁紙は避けたほうがいい

壁紙に柄のある素材を使うときは大きな柄は避けましょう。

一般的な洗面所は壁の面積が少ないことがほとんどです。大きな柄では中途半端な部分で途切れてしまい、デザイン的に不自然になる可能性があります。

小さな柄であれば、壁の形状にデザインをあわせやすいので、どんな洗面所でもすっきり収まりやすいです。

もし、どうしても大きな柄の壁紙を使いたいときは、業者に見本をもらい実際の壁にあうデザインかチェックしてみましょう。

事前に完成イメージを確認することで、施工後とのギャップを減らすことができます。

シンプルな壁紙もアクセントでオシャレに

シンプルな壁紙にしたいけれど、味気ないのは避けたいときがありますよね。そういったときはアクセントになる別の壁紙を用意するのがおすすめです。

たとえば、単色の壁紙を2種類用意し、タイル状に張ればそれだけで1つのデザインになります。ボーダーやストライプ状も考えられますね。場合によっては3種類以上の素材を使うことも可能です。

実際の洗面所に似合うデザインを業者に相談して考えてもらうといいでしょう。

壁紙を張り替えて洗面所を快適にしよう

洗面所の壁紙を張り替えるときの費用やポイントについて解説しました。洗面所の壁紙はリフォームとしては少ない予算で行うことが可能です。場合によっては汚れを落とすよりも安く済みます。衛生環境を保つためにも、早めに張り替えを行いましょう。

もし、張り替えを決断したときは本記事で解説した内容を参考にしてください。機能性とデザインを両立できるため、以前よりも快適さが増すはずです。