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玄関リフォームにかかる費用相場は?劣化したらすぐに交換を!

経年劣化やライフスタイルの変化によって、今の玄関に対する悩みを持っているのであれば、リフォームしてもらうのがおすすめです。

この記事では、リフォームのプロの視点から、玄関リフォームの主な内容や費用相場などについて紹介します。最後まで読んでもらえれば、玄関のリフォームに関する基礎知識がある程度把握できるでしょう。

玄関リフォームの例と費用相場

玄関リフォームと一言でまとめても、ドアの変更やバリアフリー化などさまざまあります。ここでは、その中から主に行われるリフォームをピックアップしました。

①新しいドアへの変更

玄関ドアが違えば、家の外観も大きく異なります。玄関自体が住まいの顔という考え方もあるため、それだけでどのような家か把握できるかもしれません。そのようなドアがボロボロであったり、外観とマッチしていなかったりする場合、あまり良い家に見えない可能性があります。もし玄関ドアに何らかのトラブルがあるならば、この機会に交換してみましょう。

新しいドアはどう選べばいいの?

ドアは数え切れないほどのデザインがあるため、すぐに決めきれないでしょうその際、以下のポイントを覚えた上で選んでみるのがおすすめです。

  • 明るい雰囲気が感じられる
  • 外観とマッチしている
  • 機能性が優れている

どんな家であっても、玄関周りに窓が設けられているケースは少なく、地味なドアを選んでしまうと暗い玄関に見えてしまいます。ですので、できる限り明るい雰囲気が感じられるようなドアを選びましょう。

ただ、どれだけ明るい雰囲気が感じられるドアであっても、外観と合っていなければ意味がありません。しっかりと外観との相性も考えつつ、選ぶことをおすすめします。

機能性に関しては、ドアごとで備えている機能が異なっているため、しっかりとチェックしておきましょう。例えば、耐久性重視であればアルミ製ドアが優れており、断熱性では木製のドア優れています。

ドア変更の費用相場

ドア変更の費用は、撤去処分費といったものも含めて20〜35万円です。ただ、元々のドア枠も変更しなければならない時や玄関全体のリフォームをする時などは費用が増えます。

網戸の設置なら低価格で済ませられる

ドア交換ではなく網戸の設置だけであれば、コストを抑えてリフォームすることが可能。網戸を設置することで防犯性を持ったまま換気できるため、快適な玄関にできます。

費用に関しては10万以内で抑えられるため、そこまで予算が設けられない方でも問題ありません。

②玄関の収納造作

玄関が狭い場合や家族が多い場合、靴の収納に困ってしまうでしょう。靴が散らかっている玄関は見た目が悪く、どんな方であれ綺麗に収納したいと思うはずです。そのような悩みを持っている場合は、リフォームして収納スペースを増やしてみましょう。

どのくらいの収納がちょうどいい?

収納スペースは家族の人数や持っている靴の数を考慮して決めましょう。4人家族であれば、40足ほど入る収納スペースがあれば綺麗に全ての靴を収納できます。また、ブーツや雨傘などの収納スペースを設けておくのもおすすめです。

収納スペースの確保はDIYでもできる

できる限りコストを抑えたいのであれば、リフォームではなくDIYする方法もあります。具体的には、ドアの上といったデッドスペースに棚を設けたり、シューズスペーサーを使って重ねたりなど。特にシューズスペーサーを使った収納方法は、元々ある靴箱の収納範囲は2倍ほど広がるため、予想以上に靴を片付けられるかもしれません。

収納造作の費用相場

費用に関しては、設置する収納タイプ次第で異なります。腰ぐらいまでの高さがあるカウンタータイプは5〜10万円ですが、玄関横に収納スペースを設ける土間収納タイプの場合は30〜50万円かかります。施工範囲が広ければ100万円ほどかかる場合もあるため、業者の話や予算を考慮した上で決めましょう。

③玄関周りのバリアフリー化

老後のことを考えて、玄関をバリアフリー化するのもおすすめです。特に高齢者や車椅子生活の方であれば、玄関前の階段や段差が大変に思えるかもしれません。バリアフリー化することで快適な玄関となり、今まで以上に便利な玄関となるでしょう。なお、玄関を含むバリアフリーリフォームについて詳しく知りたい方は以下の記事をチェックしてみてください。

バリアフリーについて詳しく知りたい方はこちらの記事も!

プロが教える!バリアフリーリフォームの基礎知識

バリアフリー化はさまざまある

玄関のバリアフリー化はさまざまあり、段差の解消やスロープの設置などが挙げられます。玄関周りは意外にも段差が多く、歳を取るにつれて大変になります。最悪の場合、段差に引っかかって転倒してしまうかもしれません。 また、靴を脱いで室内に入る際の段差にも注意する必要があります。

一方でスロープの設置は、事前に玄関周りの範囲を測っておくことが大切です。スロープを設置する際にはある程度の距離が必要であり、範囲が狭ければ設置できないかもしれません。その他、手すりの設置や足元部分の照明設置、高齢者や車椅子生活の方でも開けやすいドアへの交換などがあります。

バリアフリー化の費用相場

基本的に10万円以下で収まるリフォームが多いですが、ドアの交換やドアの拡張に関しては10〜60万円かかる場合があります。上記で述べたように、ドアのリフォームは種類によって費用が異なるため、どうしても費用相場の幅が広くなってしまいます。

④寒さ・風よけ対策の風除室設置

風除室は北国に住んでいる方が多く設けており、寒さや風よけの役割を果たしてくれます。一軒家だけではなく、病院や公共施設で設けられている場合もあるため、一度はテレビや雑誌で見たことあるのではないでしょうか。

風除室の種類はさまざま

風除室と一言でまとめても、その種類や形状はいくつかあります。例えば、玄関が外壁よりも奥まっている場合はI型の風除室がおすすめ。I型の風除室は壁面に合わせて設置するため、他の種類と比べて安く済ませられます。もし玄関と外壁がフラットであれば、天井と左右の壁を設ける外付けI型の風除室が向いています。なお、他の種類としてL型やC型があります。

風除室を設置する上での注意点

風除室の設置には、いくつかの注意点があります。例えば、風除室は寒暖差や湿度の影響で結露が出やすいため、定期的に換気しましょう。

また、採光性があるが故に夏場の日差しが強烈であり、すぐに暑くなってしまう可能性があります。このことから、リフォーム業者によっては日差し防止の遮熱ガラスを用いて対策します。

風除室を設置する際の費用相場

風除室の設置は、15〜30万円かかります。高額なケースであれば50万円以上かかる場合もあり、ある程度予算を用意しなければなりません。一方、作業範囲が狭い場合は低価格で設置してもらえます。

マンションの玄関リフォームはココに注意!

一軒家ではなく、マンションの玄関をリフォームする際は注意が必要です。作業中の騒音が近隣住民に響きやすいため、トラブルに発展する恐れがあります。もしマンションの玄関をリフォームするのであれば、近隣住民にリフォームすることを伝えておきましょう。

玄関の悩みはリフォームで解決!

今回は、玄関リフォームの主な内容や費用などを紹介しました。玄関のリフォームはさまざまあるため、今の悩みや予算に合わせて理想的なリフォームを依頼しましょう。この記事が、玄関のリフォームで悩む方の参考資料となれば幸いです。