洗面所のリフォームはさまざまあるため、ある程度の基礎知識や主な作業内容を把握しておくのがおすすめです。そこで今回は、リフォームを検討している方向けに洗面所リフォームの主な内容や費用などを紹介します。
洗面所リフォームの例と費用相場
冒頭で述べたように、洗面所のリフォームは洗面台の交換や壁紙・クロス張り替えなどさまざまあります。その中から、主なリフォーム内容とその費用についてピックアップしました。
①古くなった洗面台の交換
以前よりも使いにくくなったり、ボロボロになったりした場合は新しい洗面台に交換しましょう。洗面台の寿命は15〜20年とされていますが、使い方が悪いと5年で交換せざるを得ない状況に。
また、洗面台のタイプによって作業時間が異なる場合があり、例えば水栓部分の故障であれば蛇口タイプは新しい部品に交換するだけで解決しますが、シャワータイプの場合はまるごと交換しなければならない可能性があります。
理想的な洗面台の選び方
洗面台と一言でまとめても、数多くの種類があるため、どれが良いのか迷ってしまうでしょう。上記で述べた蛇口タイプやシャワータイプはもちろんのこと、三面鏡が付いたタイプやカウンタータイプなどがあります。
もし新しい洗面台を選ぶのであれば、直接自分の目で見た上で判断するのがおすすめ。ネットショップでも販売されていますが、直接見ることで実際のサイズ感や使い勝手が把握できます。頻繁に交換するものでは無いからこそ、きちんと確かめた上で新着に選びましょう。
また、洗面台の高さもチェックすべきポイント。身長÷2が使いやすい洗面台の高さとされており、それ以外の高さであれば不便な洗面台と思いやすいです。
洗面台交換の費用相場
洗面台の交換費用は20万ほどであり、取り換え工事費や消費税なども含まれています。ただし、洗面台のグレードやその他のリフォームなどの影響で高額になる場合もあります。
「他のリフォームとまとめてするのは予算的に…」と思うかもしれませんが、まとめて行うことでこれまでよりも洗面所を綺麗にできます。洗面台の裏側がカビだらけで壁紙がダメになっていたという場合もあるため、ある程度の予算があるならば、この際にまとめてリフォームしてみましょう。
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②洗面所の壁紙・クロス張り替え
水回りということもあり、気がつけば洗面所の壁紙・クロスがカビで汚くなっているかもしれません。カビがあるのは不衛生であるため、張り替えて綺麗な洗面所にしてみましょう。
壁紙・クロスの選び方
壁紙・クロスはさまざまありますが、洗面所野ばあいはビニールクロスがおすすめです。ビニールクロスは汚れがつきにくく傷に強いため、日頃の掃除の手間を減らせます。その上、消臭機能やカビ防止機能も備えており、洗面所を清潔なまま保つことが可能。
これらのことから、ビニールクロスが洗面所にぴったりといえます。カラーや柄に関しては、洗面台のデザインや理想的な洗面所の雰囲気に合わせて選びましょう。
壁紙・クロス張り替えの費用相場
壁紙・クロスの品質次第で費用が異なりますが、1平方メートルあたり800〜1.500円かかります。それに加え、剥がした既存の壁紙・クロスを処理する費用や消費税などがプラス。仮に1~6帖の洗面所であれば3〜5万円で済む可能性があります。コストがそこまでかからないこともあり、他のリフォームと合わせて行うのもおすすめです。
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③室内に洗濯機置き場を設置
家によっては、ベランダや玄関といった外に洗濯機を置いている場合もあるでしょう。外に洗濯機を置くのは、故障や盗難のリスクがあるため、おすすめできません。ですので、この機会に室内に洗濯機置き場を設置みてはいかがでしょうか。
洗濯機置き場を設置する前に確認!
洗濯機置き場を設ける際は、まず防水パンのスペースをチェックしましょう。防水パンは床への水漏れを防ぐ役割があり、これが無なければ水漏れした際に床がビショビショになってしまいます。
そのことから、防水パンの故障をきっかけに洗濯機置き場をリフォームするケースもあります。中には防水パンを設置しないままリフォームする業者もいますが、それはずさんな作業であるため、注意しておきましょう。また、給排水管や洗濯機の電源をつなぐためのコンセントもチェックすべきポイントです。
洗濯機置き場を設置する際の費用相場
洗濯機置き場の設置は、全ての工事費用を含めて15〜20万円かかります。細かな費用は各業者によって異なりますが、すでに水漏れが起きた状態でリフォームする際には注意が必要です。
水漏れで下の階の住民に影響を与えてしまった場合、修繕費を支払わなければなりません。50万円以上かかることもあるため、日頃から水漏れしていないかチェックしておきましょう。
④狭い洗面所を広げる
洗面所は顔を洗ったりメイクしたりなど、利用頻度が意外にも高い場所。もし洗面所が狭ければ、動線が悪くて不便に思えるでしょう。そのような時は、洗面所を広げて使いやすくするのがおすすめです。
洗面所の拡大は家によって異なる
洗面所を広げる際は、状況に応じた方法が行われます。例えば洗面台をコンパクトにしたり、間取りを変更して洗面所のスペースを広げたりなどが挙げられます。また、洗面所にある物を整理整頓してみるだけで、今まで以上に広々とした空間になるかもしれません。
狭い洗面所を広げる際の費用
洗面台の交換であれば上記で紹介しましたが、間取りを変更して洗面所のスペースを広げる場合は50〜100万円かかります。ただし、間取りの変更はトラブルになりやすいリフォームでもあるため、慎重に検討しましょう。
洗面所をリフォームする際の確認事項
最後に、洗面所をリフォームする際にチェックすべきポイントをいくつか紹介します。
収納スペースは確保されているか?
洗面所をリフォームする際は、収納スペースのことも考えておくことが大切です。デザイン重視で考えてしまうと、以前よりも物が収納できなくなるかもしれません。DIYによる収納スペースの確保も限界があるため、リフォームの際に収納スペースのこともチェックしておきましょう。
洗面台の場合、ボウルの下側にあるベースキャビネットや鏡の裏にあるミラーキャビネットなどが収納スペースとなります。
マンションの場合は制限がある
マンションのリフォームは一軒家と比べて制限があります。間取りや水回りの配管が自由に動かせないため、理想的なリフォームが思うようにできないかもしれません。もしマンションの洗面所をリフォームしたいのであれば、業者と話し合いつつ、可能な範囲のリフォームを行いましょう。
洗面所が古いならリフォームを!
今回は、洗面所リフォームの主な内容や費用などを紹介しました。洗面台の交換や壁紙・クロスの張り替えなど、リフォーム内容はさまざまあります。もし洗面所に対して何らかの不満があるならば、この記事を参考にしつつ、リフォームを検討してみてはいかがでしょうか。
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