バリアフリー

バリアフリーリフォームにかかる必要費用を教えます!【手すり設置・段差の解消など】

年齢を重ねるごとに階段の上り下りやちょっとした段差が命取りになってしまいます。あなたのお母さんお父さんが少しでも快適に過ごせるようにバリアフリー化を検討しているころだと思います。

これから紹介するのはバリアフリーに掛かる費用相場や補助金を利用したちょっとお得にリフォームをすることができるコツです。

時間の無い方でもさっと読めるようにしているので、これからバリアフリーリフォームを検討している方はぜひ参考にしてくださいね!

バリアフリーリフォームの費用相場

バリアフリーリフォームは作業内容によって価格が異なります。手すりの設置のような簡単なものであれば10万円以下で済みますが、浴槽やトイレの改造の場合は100万円以上かかります。

フルリフォームでバリアフリー化をする場合は1,000万円以上かかってしまいます。もう新築を購入するのを検討して良いレベルですね・・・。

バリアフリー化をするにあたってどれだけの予算を用意しておけば良いのか。簡単に解説していこうと思います。

一軒家の場合:最低限予算は300万円以内

総額費用の相場としては一般的な35~40坪ほどの一軒家であれば必要な費用は約300万円~となっています。

300万円~の予算でバリアフリー化を行えば廊下や階段の手すりの設置、階段の勾配を少なくする、段差を少なくするなど、幅広いリフォームが可能となります。

家によってはスロープを設置するなども範囲に入ってくるので、これからバリアフリー化を考えている人は300万円以内で予算を用意しておきましょう!

マンション・アパートの場合:最低限予算は500万円

マンションやアパートを所有しているオーナーさんの場合、高齢化に伴ってバリアフリー化を検討している人も多いと思います。

マンションの場合だと500万円ほど予算は見ておくとよいでしょう。最低限の手すりの設置、スロープの設置等は可能になります。

アパートですと少し抑えて300万円ほど予算は見ておきましょう。

バリアフリーリフォームの補助金と減税

「ある程度予算の目安は見えたけど、どうせなら安くしたい・・・」
「どうせなら安い方がいい」

そう考える方がほとんどだと思いますので、補助金制度による減税や支援制度について解説していこうと思います。

実は知られていないだけで、以外と支援制度は多く、各自治体ごとでも積極的に実施しているので、これは利用しない手はありません。

介護保険と自治体の補助金制度

バリアフリーリフォームの補助金は、介護保険と自治体が主に行っています。
介護保険の場合、要介護者等がバリアフリーリフォームを行う際に費用の9割を支給してくれます。 ただし、全てのバリアフリーリフォームに支給してくれるわけではありません。

手すりの設置や段差の解消、和式トイレから洋式トイレへの取り換えなどのリフォームにしか適用されず、支給上限も20万と決められています。一方で自治体からの補助金は、それぞれ制度内容が異なります。着工前に申請しなければならない自治体もあるため、事前に確認しておきましょう。

リフォームによる減税は3つある

減税は「ローン型減税」「投資型減税」「固定資産税の減額」という3つに分かれます。

ローン型減税

ローン型減税は、5年以上の住宅ローンを借りており、一定のバリアフリーリフォームを行った場合に適用されます。控除期間は改修後に住居を開始した年から5年で、適用となるリフォーム後の居住開始日は2008年4月1日から2021年12月31日まで。税額控除額はリフォーム費用の1%もしくは2%であり、1,000万円が限度額として設定されています。

投資型減税

もし住宅ローンが無い場合は、投資型減税を検討してみましょう。投資型減税は住宅ローンが無い場合でも使うことができ、一定のバリアフリーリフォームを行った際にリフォーム費用の10%が1年間の所得税額より減税されます。適用となるリフォーム後の居住開始日は、2008年4月1日から2021年12月31日まで。

控除期間は1年(リフォーム後に居住を開始した年分のみ適用)と短いため、注意しておきましょう。また、限度額が200万円でローン型減額よりも少ないです。

固定資産税の減額

バリアフリーリフォームを行った場合、住宅の翌年分の固定資産税が1年間3分の1減額されます。適用となるリフォーム後の居住開始日は2007年4月1日から2020年3月31日で、控除期間は1年間です。

こちらも適用条件があり、バリアフリーリフォームの費用が50万円以上でなければなりません。一方で、省エネリフォームにおける固定資産税の減額と併用できるという利点があります。

バリアフリーのリフォームについて詳しく知りたい方はこちらの記事もチェック!

バリアフリーリフォームに適用できる補助金・助成金・減税制度まとめ

バリアフリーリフォーム業者を決めるコツ

リフォーム業者は数多くあるため、どこに頼めば良いのか悩んでしまうでしょう。そこで最後に、バリアフリーリフォーム業者を決めるコツについていくつか紹介します。

地元の業者に絞って調べる

さすがに日本全国全ての業者を調べるのは大変であるため、ある程度絞り込むことから始めましょう。その際、地元の業者に絞って調べることをおすすめします。地元の業者であれば大手のような中間マージンが発生しない上に、地元の気候に合わせたリフォーム計画を立ててくれます。

複数の業者に見積もってもらう

見積もってもらうは、複数の業者に依頼しましょう。複数の見積書があれば、それぞれの価格や実績などを比較できます。ただし、あまりに安すぎる業者に依頼するのはおすすめできません。一般的な価格相場よりも安すぎる業者は、実勢が少なかったり低品質の材料を使っていたりなどの問題を抱えている恐れがあります。

バリアフリーリフォームの実績があるか確認

リフォーム業者を選ぶ際は、価格重視よりも実績重視で選びましょう。豊富な実績があるリフォーム業者であれば、映像や画像などでサンプルを見せてくれます。また、家の問題に対して適切なリフォームをプランニングしてくれることもあります。

担当者との相性も決める上で大切

実績だけではなく、担当者との相性も大切。担当者との相性が良ければ、気になることを気軽に聞けます。リフォームは高額な費用がかかるため、担当者も依頼者も不安をできる限り開所した上で契約したいと考えています。もし何らかの不安がある状態で契約しても、後に話し合い不足によるトラブルが起きるかもしれません。

保証・アフターフォローもチェック

万が一のことに備えて、保証やアフターフォローもチェックしておきましょう。それらがあれば、不具合があった場合に業者がきちんと対応してくれます。反対に保証・アフターフォローが無い場合は、自分で対処しなければなりません。

バリアフリーリフォームで安心できる家に

バリアフリーリフォームはさまざまあるため、きちんと予算設定や業者選びを行いましょう。そうすることで、理想的なリフォームをしてもらえます。今回の記事が、バリアフリーリフォームを検討している方の参考資料として活用してもらえれば幸いです。