外壁サイディングの塗り替えを検討しており「せっかくだから2色塗り(ツートンカラー)にしてみたい」と考えている方は多いと思います。2色も用いると、組み合わせを間違えてしまえばとてもダサくなってしまいますので難しいところです。この記事ではサイディング外壁を2色に塗装する際の塗り方や業者の選び方などについて紹介していきます。
サイディング外壁を2色に塗り分ける流れ
サイディング外壁を2色に塗り分ける流れは以下の通りです。
まずは1色塗りから
まずは下塗りを行い、その後に目地色であるグレーで2回塗装していきます。このあたりは1色塗りとほぼ変わりません。
表面を塗って完成
次に、毛丈の短いローラーで表面を塗っていきます。この際、目地に塗料が付くとキレイな2色にならないため、目地にかからないよう注意しながら行われます。
外壁をツートンカラーにする場合は?
上記では目地と表面で色を分ける作業方法を紹介しましたが、もしかすると「1階と2階で色を分けたい!」という意味で読んでいる方もいるかもしれません。そこで、ここでは外壁をツートンカラーにする場合にチェックしておきたいポイントをいくつか紹介します。
どのように色を分けるか
ツートンカラーにするのであれば、色の分け方が大切になります。上記で紹介したように、1階と2階で水平に色を分ける方法もあれば、バルコニーやベランダの出っ張りに合わせて色を分ける方法もあります。うまく色を分けることで洗練された外壁にさせることができ、おしゃれな雰囲気が演出されるでしょう。
どのような色の組み合わせにするか
色の分け方と同じように、色の組み合わせも大切なポイント。なんとなくで選んでしまえば、ただの奇抜な家になってしまいます。
もしできる限り組み合わせで失敗したくないのであれば、白とグレーのような同系色の組み合わせがおすすめ。また、上手く組み合わせるために、色と色の間にセパレーションカラーを入れてみるのもいいでしょう。
思い切って3色に塗り分けるか
2色にこだわるのではなく、3色に塗り分けてみるという方法もあります。一見すると難しいように思えるかもしれませんが、色の比率に注意することで良い外壁になります。
色の比率は、ベースカラー・アソートカラー・アクセントカラーの3つに分けて考えてみましょう。ベースカラーは名前のように色のベースとなるものであるため、全体の6〜7割にしておくのがおすすめ。アソートカラーは2〜3割で、ベランダやバルコニーなどの外壁に用いられます。
最後のアクセントカラーは、1割程度で問題ありません。アクセントとなる色であるため、少しだけでも家全体の個性として生かされます。
塗装してもらう際、どのような業者に依頼するのがおすすめ?
塗装作業はやはりプロに任せたほうが、綺麗かつスムーズに塗装してくれます。ただ、どのようにして業者を選べば良いのか分からない方も多いことでしょう。そこで、塗装業者の選び方について紹介します。
お客様の要望を一番に考えてくれる
優良な塗装業者であれば、あなたの要望や予算に合わせて適切な提案をしてくれます。塗料自体、性能やカラーなどさまざまあります。非常に数が多いものであるからこそ、優れた業者は依頼者の理想に応えられるような塗料を用意してくれます。
過去にサイディング塗装の実績がある
どんな方であれ、業者を選ぶのであれば実績がどのくらいあるのか気になるはず。豊富な実績を持っている場合、これまでの知識や経験を生かして塗装してくれます。また、過去の塗装結果の写真や映像を持っている業者もおり、サンプルとして見せてくれるかもしれません。
大手と地元、どっちが良いの?
初めて外壁塗装をしてもらう場合、大手と地元で悩むかもしれません。それぞれメリット・デメリットがあるため、比較しながら決めてみることをおすすめします。
大手業者のメリット・デメリット
大手業者の場合、しっかりとしたアフターケアや保証、豊富な実績などがメリットとして挙げられます。アフターケアや保証は万が一のことが起きた時でも安心できるものであり、「施工後に何かあったらどうしよう…」という不安を解消してくれます。
デメリットは料金の高さと伝達の遅さです。大手業者は中間マージンといった理由から地元業者よりも高額になりやすく、担当者から下請け業者へ情報を伝達しなければならないことから、情報が伝わる速度が遅いです。
そのため、できる限りコストを抑えたい方や急に塗装せざるを得なくなった方には、大手業者は向いていないでしょう。
地元業者のメリット・デメリット
地元業者のメリットは、地元の環境をよく知っていることや伝達の速さ、料金の安さなど。料金が安いから質が悪いということはなく、安くてもしっかりと塗装してくれます。また、情報が現場に伝わる速度が早いことから、急な相談でも対応してもらえるでしょう。
デメリットは、アフターケアや保証にバラツキがあることです。アフターケアや保証は各業者によって差があり、大手と比べると劣っています。
そのため、万が一のことが起きた際の対処が不安であれば、大手のほうが良いでしょう。
複数の業者に見積もってもらおう
具体的な料金を知る上では、やはり見積もってもらうのがおすすめです。複数の業者に見積もってもらうことにより、料金を比較できます。また、見積もり時に担当者との相性をチェックしておくことも大切。担当者との相性が良ければ、要望が伝えやすくなります。
塗る前にチェック!こんなサイディングは危険!
ここまで外壁塗装に関することを紹介してきましたが、もし以下のような問題を抱えているのであれば、塗装の前に対処してもらいましょう。なお、詳しい内容は以下のリンク先で紹介しています。
縦方向の隙間が空いている
サイディングに縦方向の隙間が空いていると、雨漏りしてしまう恐れがあります。基本的にはコーキングの劣化が原因であるため、塗装前にコーキングを交換してもらいましょう。
一方で、横方向の隙間は縦方向と比べると比較的安全です。サイディングは内側で少し重なるような構造で組み合わせられており、横方向の隙間から雨漏りが発生することは滅多にありません。
サイディングが反っている・浮いている
縦方向の隙間よりも危険な状態が、サイディングが反っている・浮いている状態です。経年劣化が進みすぎたことが原因であり、最悪の場合はサイディングが割れてしまいます。修繕費用が縦方向の隙間よりかかってしまうこともあるため、ここまで放置しないようにしましょう。
藻やカビなどが付いている
ジメジメした場所にサイディングが面している場合、藻やカビが付いてしまうことがあります。放置しておくとサイディングの劣化スピードを早めてしまう上に、人体へ影響を与えてしまう恐れもあります。もし付いているようであれば、高圧洗浄機や専用クリーナーを使って、キレイにしておきましょう。
長持ちさせるためにも、定期的なメンテナンスを
せっかく2色に塗り分けたとしても、すぐに劣化してしまうのはもったいないこと。長持ちさせるためにも、定期的なメンテナンスを行いましょう。年に1〜2回、掃除と一緒に問題が無いかチェックしてみてください。
サイディング外壁を2色に塗装してもらおう!
今回は、サイディング外壁を2色に塗装してもらう方法や業者の選び方などについて紹介しました。もし2色に塗装してもらおうか悩んでいるのであれば、この記事を参考にしながら決めてみて下さい。